クライアントから電話あり、「PCを立ち上げたら変な画面が出て動かせなくなった」とのこと。
画面の写真を送ってもらったところ、「BitLocker回復 このドライブの回復キーを入力してください」とのメッセージ。時節柄、すわクラウドストライクの関連か?と一瞬思ったけれど個人商店的なお店であってそんな大手のクライアントではない。
ググってみるとすぐに状況が分かった。要するにWindowsアップデートに関連した不具合で、通常は自動的に入力されていた「回復キー」を手動で入力する必要があるということらしい。ただし問題は回復キーが分からないこと。
自分のマイクロソフトアカウントでログインして「https://account.microsoft.com/devices/recoverykey」を確認するとキーが残っている場合があるので、まずはこのページを試してみてほしい。正しいアカウントでログインしているにも関わらず、ここに残ってないようならほぼ詰みと言っていいので、ディスクが突然にぶっ壊れたと思って次に進むべきでしょう。
正直なところ、BitLocker回復キーなんてこれまで意識したことが無かったので対策が念頭に無かった。これを戒めとしてBitLocker回復キーのバックアップをしましょう。
方法は下記。
- コントロールパネル > システムとセキュリティ > デバイスの暗号化 で、「回復キーのバックアップ」窓が開く
- 「回復キーのバックアップ」をクリックすると下記の選択肢が現れるので、自分に合った方法でバックアップを取る
- Azure ADアカウントに保存する -- マイクロソフトアカウントから確認できるようになる
- ファイルに保存する -- USBメモリなどにバックアップを保存している方におすすめ
- 回復キーを印刷する -- 紙でバックアップを保存している人におすすめ